type Sのしくみ｜エネファーム

アイシン製エネファーム
type Sの特長：type Sのしくみ

SOFCの特長として、動作温度が高く、電極反応がスムーズなため、低温動作の燃料電池に比べ内部抵抗が低くなります。よって、出力時に電圧降下が起きにくく発電効率が高くなります。また、都市ガスやプロパンガスからの改質反応に燃料電池からの熱を有効利用できるため、効率向上に寄与しています。

エネファームtype Sは、都市ガスやプロパンガスから水素を取り出し、その水素と空気中の酸素を化学反応させて、自宅で電気を作るシステムです。発電時に出る熱を利用してお湯も一緒につくるため、エネルギーを有効利用できます。

❶ ホットモジュール ※

燃料処理装置で都市ガスまたはプロパンガスと水蒸気を反応させ、水素を取り出します。取り出した水素を燃料電池スタックへ供給。空気中の酸素と化学反応させることで電気（直流）を作ります。

※ホットモジュールとは、燃料処理装置と燃料電池スタックを断熱材で覆い、高い温度に保たれる主要構成機器です。

❷ パワーコンディショナー

発電された直流電気を交流電気に変換し、商用電源に接続します。

❸ 排熱回収装置

排熱回収装置では排気ガスから熱を回収します。

❹ 貯湯タンク

回収した熱を貯湯タンクへお湯としてためておき、給湯時に利用します。

❺ バックアップ熱源機

貯湯タンクのお湯と水道水を混合した約30℃のお湯を、リモコンで設定した温度まで加熱して、給湯をします。

エネファームtype Sは、家庭内の電力使用量に合わせて、50Ｗ～700Ｗの範囲で発電しますので、電力会社からの購入電力量を減らすことで電気代の削減に寄与します。
※26日連続運転して発電した場合は、27日目に24時間以上発電を停止します。

※1　家庭内電力負荷が85Ｗ未満の場合、発電出力が0Ｗのアイドリング運転になります。
※2　JIS試験法によるアイシン精機㈱無響音室での計測結果となります。
※3　系統電圧101Ｖの時の値